Top その他>Webサービスのネットワーク外部性
2006年11月17日

Webサービスのネットワーク外部性

 “ネットワーク外部性”とは利用するユーザーが多く使う頻度が多いほど、その製品・サービスの利用価値・効果が得られる性質のことです。
 この性質がWeb2.0などとといわれWeb上での様々なユーザー参加型のコミュニティーサービスが注目を集めている中で重要な意味をもってきました。

 Web上でのコミュニティーサービスにおいて、特にクローズドなサービスになればなるほど、利用ユーザーの数・使用頻度が多くなるとネットワーク外部性が働き、そのコミュニティーサービスの利用者の使い勝手が良くなっていきます。

 Web上のサービスでネットワーク外部性によって不動の地位を得ているのが掲示板サービスの“2ちゃんねる”です。
 2ちゃんねる自体はただの掲示板の集合体で基本的に何もコンテンツはありません。システム自体も基本的にはたいしたものではなく(膨大なトラフィックの処理は大変ですが)、似たようなサイトを今から作ることは難しい事ではありません。
 しかし2ちゃんねるは膨大な数のユーザーが書き込みと、またその書き込みに対して膨大な数のユーザーが閲覧・返答を返すという期待値によって揺ぎ無い地位を確保しています。
 まさに人が人を呼ぶ構図が成り立っており、同じようにユーザーを今から集めるのは生半可な事ではないでしょう。

 上記の2ちゃんねるの他にネットワーク外部性を維持しているサービスに“mixi”があります。mixiは自分の知人が参加しているという利用価値によって、さらに多くの人を集める事に成功しています。mixiは現在500万人以上の会員がいますが、2位のgreeでおいては10分の1の50万人にもなっていません。  mixiの価値がネットワーク外部性にあることは社長へのインタビューでも触れています。

 以下のようなインターネットサービスがネットワーク外部性の性質があります。

・掲示板
・SNS
・動画投稿サイト
・オークション
・メッセンジャー
・Wiki

   今、Web上では様々な新しいコミュニティーサービスができてますが、残念ながら人を集めれず失敗に終わるケースも多々出てくるでしょう。ネットワーク外部性が大きく作用するある程度のクローズドなコミュニティーサービスにおいては、上記のように一人勝ちになるケースが多いからです。
 しかし、うまくコミュニティーサービスを軌道にのせることができれば、ネットワーク外部性の性質によって利用価値ある独自のサービスとして地位を得ることができます。


posted by みかん at 23:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | その他
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。